従来の脱毛方法とは違う機能を持つ最新式の脱毛方法であるSHR脱毛

近年は光を照射するタイプの脱毛方法が一般化しています。クリニックでは医療レーザー式脱毛があり、エステにはフラッシュ脱毛があります。そして、フラッシュ脱毛にはILP脱毛とSSC脱毛の2種類がありますが、実は最新式の脱毛方法として「SHR脱毛」が脚光を浴びています。その理由は施術における痛みの少なさと、施術期間の短さにあります。

SHR(スーパーヘアリムーバル)脱毛の仕組み

SHR脱毛も光脱毛の一種であり、ILP脱毛やSSC脱毛と同様に、脱毛したい部位に光を照射して脱毛を図ります。ただし、光を当てる場所が異なります。IPL脱毛やSSC脱毛は皮膚の奥にある毛根部に光の熱によるダメージを与え、毛の成長を遅らせたり止めたりします。

一方、SHR脱毛は光を照射する場所が毛根ではなく、毛根より皮膚に近い毛包をターゲットにしており、発毛の基となる発毛因子の作られるバルジという部分に光を当てます。そして、バルジに蓄積された熱によって発毛因子がダメージを受けることで、発毛が抑制されます。そのため、SHR脱毛は「蓄熱式脱毛」とも呼ばれます。

なお、ILP脱毛やSSC脱毛は毛乳頭や毛母細胞にダメージを与えるだけの強い熱が必要とされますが、SHR脱毛は弱い熱でも発毛因子にダメージを与えられます。

SHR脱毛のメリット

SHR脱毛のメリットには以下などが挙げられます。

1.痛みを感じません。 従来のILP脱毛やSSC脱毛は皮膚の奥にある毛根にダメージを与えることが目的であることから、強い熱が加わるため、利用者の中には痛みを感じる人が少なくありません。しかし、SHR脱毛は皮膚に近い毛包に熱を蓄えるだけなので、痛みを感じることがほとんどありません。

2.毛周期に影響されません。 従来の方式は光が毛に含まれる黒いメラニン色素に反応して熱を帯びる性質を利用していることから、毛の成長サイクルである毛周期が深く関係します。つまり、メラニン色素を多く含む成長期にある毛にしか脱毛効果が得られないため、毛周期に合わせて施術を繰り返す必要があります。

一方、SHR脱毛は発毛因子をターゲットとしているため、メラニン色素の有無は関係ありません。従って、毛周期に関係なく2週間から1ヶ月のスパンで施術をすることができます。その結果、毛周期に合わせて2~3ヶ月ごとに施術を行う従来の方式より、断然早く脱毛処理が完了します。

3.産毛にも効果を発揮します。 従来のメラニン色素を利用して脱毛を図る光脱毛だと、メラニン色素の少ない産毛などの細く薄い毛にはほとんど効果が発揮されません。しかし、SHR脱毛はメラニン色素の有無が関係ないため、産毛などでも一定の脱毛効果が得られます。当然、黒い毛に混じった白毛の脱毛も可能です。

4.施術時間が短くなります。 従来の脱毛方法で全身の脱毛処理をするとなると、毛の状態にもよりますが施術に約2時間から3時間はかかります。一方、SHR脱毛は全身の施術であっても、30〜40分で施術が完了します。それは、従来の光脱毛は痛みが強いために照射は1秒1ショットが限界でしたが、SHR脱毛は痛みが無いことで1秒6ショットができるようになったからです。また、SHR方式の照射方式は10秒間で約1,000本もの毛を処理できます。そのことによって、施術時間の大幅な改善が可能になりました。

5.日焼け肌でも施術が可能です。 ILP脱毛やSSC脱毛は黒いメラニン色素に帯びる熱を利用するため、同じようにメラニン色素によって黒くなっている日焼けした肌には施術ができません。つまり、光の照射によって日焼けした肌が熱を帯び、炎症を起こす危険性があるからです。SHR脱毛ではメラニン色素が関わっていないため、肌の色に影響されません。従って、日焼けした肌でも、黒味のあるデリケートゾーンでもIラインでも施術が可能であり、脱毛する部位を選びません。

デメリットは実績の無いこと

SHR脱毛は今生えている毛に直接ダメージを与えるわけではないので、施術してから1週間くらいは効果が実感できません。従って、IPL脱毛やSSC脱毛のように、照射して数日後に毛が抜け始めるというような効果は期待できません。そのような特徴から、即効性を求めている人には向いていません。

それ以外で、機能面でのデメリットと言えるものはありませんが、ただ利用面において、最新式の機種であるために、SHR脱毛の導入されているエステがほとんどありません。従って、施術を受けるためには、取り扱っている店舗まで出向かなければならないのが実態です。当然、今後SHR脱毛の導入店舗が増えてくれば、このデメリットは解消されていきます。"

まとめ

従来の光脱毛は脱毛したい部位に光を照射し、その光がメラニン色素に反応して熱を帯びる性質を利用して、毛根にある毛乳頭や毛母細胞の発毛活動を抑制します。しかし、SHR脱毛は毛根ではなく、バジル部に熱を蓄積することで、発毛因子の働きを抑制します。従って、毛の成長サイクルである毛周期に影響されず、メラニン色素の有無も関係ありません。